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入所施設としては、病院(老人病院や精神病院)、老人保健施設、老人ホーム、グループホームなどがあります。
病院では、老人性認知症センターなどで行われる診断や治療方針決定のための短期の入院のほか、医療を必要とする認知症老人のための老人性認知症治療病棟・療養病棟での短期およびより長期の入院が行われます。
しかし、これらの病院のなかには専門医がいなかったり、医療レベルが低かったりするところが少なからずあり、今後は医療のレベルアップが必要です。
老人保健施設は、もともと病院から自宅へ戻るまでのリハビリテーションのための中間施設としてできたものですが、自宅へなかなか戻れず、入所が長期化する認知症老人が増えているのが実情で、もともとの機能を維持するためには、上記の在宅ケアシステムの充実が必須です。
老人ホームとしては、特別養護老人ホームが認知症老人に対応しており、最近ではかなりレベルアップされてきているが、まだまだアメニティを含めた質の向上が必要ですし、絶対数が不足しており、大都会では入所に何年も待たなければならない状況です。軽度の認知症の場合には養護老人ホームをもっと活用することも検討すべきでしょう。
グループホームは最近導入された新しいタイプの一種の老人ホームです。小規模で家庭的な雰囲気のなかで、個々の認知症老人にきめの細かいケアが可能であり、今後わが国でも増えることが予想されます。
現状では、これらの入所施設を増加させることが必要ですが、前述したように、認知症老人については在宅ケア中心でいくべきです。入院・入所中心で考えますと、これらの入所施設がいくつあっても足りないことになりますが、在宅ケアの充実により入所化を減らすことが可能になります。また、これらの施設間で役割分担をはっきりさせ、各施設間の連携を強化することが肝要です。 |
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